NABA概要
以上がNABAの概要である。次にこの文献の内容に入っていく。この書は「援助の限界と可能性とは?」というテーマにしたセミナーをまとめたものである。このセミナーは、自助グループの立場とかの姓を再考する場として開かれた。セミナーは計6回行われており、第1回から「摂食障害総論―摂食障害って何?―」「『女らしさ・男らしさ』と摂食障害―自分らしく生きるって?―」「援助職の役割―どんな援助ができるの?―」「栄養学の立場から―正しい食べ方ってあるの?―」「家族への援助―やっぱり母親が悪いの?―」「看護学の立場から―援助者だって救われたい―」と各回にテーマが決められている。そして第5回までの要約を行う。
まず第1回の摂食障害総論は、家族機能研究所代表の斎藤学が講演している。摂食障害とは「魂のきしみ」だと斎藤は主張する。つまり、「摂食障害という病気は、欠損があるわけでもなく、傷ついて炎症を起こしたわけでもない。小さすぎる靴を履いたり、ぶかぶかすぎる靴を履いたりしているようなもの」と述べている。